夢相続コラム

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【プロに頼らなくても、意外にできる相続対策5】申告も自分で

2019/12/10


●相続税の申告だって、自分でやってしまえる
[事例] 不動産は自宅だけ。それなら申告も自分でできる Hさん
●相談者   Hさん(女性・50代 )・職業 パート
●亡くなった人 母親 (父親は故人)
●相続人   長女、二女(Hさん)・ 2人
●財産   自宅2800万円、預金7000万円、有価証券6000万円
      計 1億5800万円


相続事情

Hさんの両親はともに教員で、職場で出会って結婚しました。姉とHさんが生まれたあとも母親は仕事を続けてきました。父親は、Hさん姉妹が学生時代に亡くなりましたが、その後も母親は仕事をしており、経済的な不安はありませんでした。
Hさん姉妹はそれぞれ、20代で結婚し、家を離れましたが、母親は、定年まで教師を務め上げました。その後も、地域のボランティアなどをし、80代半ばまで、実に活動的な生活をしてきました。
姉も、Hさんも、それぞれ仕事を持っていますので、頻繁に実家に行くことはできませんでしたが、母親はずっと元気でした。本人も90歳まで大丈夫と話していましたが、急に体調を崩して入院したまま、病院で亡くなってしまったのです。85歳でした。


これが課題 相続税の申告が必要

母親は、まだまだ元気だと思っていましたので、相続のことなど、まったく話もせず、対策もしていないどころか、姉もHさんも、母親の財産がどれくらいあるか、実は、知りませんでした。
母親は、ほんとうに質素な生活をしており、贅沢をしたことがありません。母親がまとまった出費をすることはありません。家も父親が建てたときのままで、老朽化したところだけを修理してきたようなことです。姉もHさんもそのように育てられましたので、同様に堅実な生活をしてきました。
そうしたことで、多少の現金は残っているとは思っていましたが、預金残を確認すると、定期も含めて7000万円もあるとわかりました。それだけでなく、株も持っていて、6000万円あり、金融資産が1億3000万円もあることがわかり、想像以上の額で本当に驚きました。
母親のような地味な生活では財産はたいしてないので、相続税の申告は必要ないと思っていたのですが、基礎控除をはるかに超えていました。


現実はこうして解決した 本を読んで冷静に聞いてもらいたい本音を伝える

相続税の申告をしなければいけないことがわかり、書店に行って、参考になりそうな本を購入し、申告の仕方を確認し、専門家に相談してみました。
そこで、アドバイスを受けたことは、母親の財産は、自宅と金融資産で、自宅に同居する人もしないため、節税の方法がないということでした。姉もHさんもすでに夫と共有の自宅を所有しているため、小規模宅地等の特例が使えません。自宅は分譲地の整形地ですので、路線価×面積で計算できてしまうのです。
専門家に依頼すれば節税の余地があるということではなく、Hさんが申告書を作成しても変わらないということになりますので、自分でもできることに気がつきました。
そこで、Hさんは姉とも相談し、自分で相続税の申告書を作成して、税務署に提出することにしました。財産の分け方については、姉と等分にすると最初から話し合っていましたので、問題はありません。
それから、まずは、税務署に出向き、相続税の申告書類一式をもらってきました。内容は、それほど複雑ではなく、作成することができました。遺産分割協議書も本を参考にして作成して、添付しました。相続税は1人680万円となり、母親の預金を分けた中からそれぞれ払うことができ、相続手続きは終えられたのでした。
自分で手続きしようと決断したのは本や専門家のアドバイスがあったからこそで、本を買ってよかったと言えます。


解決できたポイント

・相続税の申告をしなければならない
・相続税の申告は自分でもできる
・家の名義換えも自分でできる


教訓にしたいこと

・自分で申告しても、専門家に依頼しても結果は同じ
・本や専門家から知識を得る
・できることは自分でやってみる
★それでも解決しなかったら、依頼するのは、税理士になる


後悔するパターン 質素な家なので相続税などかからない

母親の財産はたいしたことはないので、申告などいらないと思い込む。

相続税の知識がなく、確認もせずに、財産を分けるだけで申告はしない。

不動産の名義換えをしたあと、税務署からお尋ねが届く。よくわからないので放置。

意図的に無申告にしたと、相続税法違反の脱税容疑で、姉とHさんは国税局より逮捕される。相続税、重加算税、延滞利息なども払わなければならない。



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