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【相続の基礎知識】土地の評価

2017/10/03


相続税が課される方の多くがお持ちなのが「土地」。

土地は、その条件によって評価を下げることができる場合があります。

本記事では、土地の評価について解説します。

 

 

不整形地、広大地など土地の形状を利用して評価を下げる

 

 

相続財産の評価には一定のルールがありますので、誰が計算しても同じになると考えがちです。

ところが、現実には様々な要因で評価の違いがあります。

多くの場合、土地の現況を確認することにより、減額の要素を見つけることができます。

 

 

たとえば、不整形地やがけ地を考慮すると、整形で平たんな土地よりは評価は下がりますし、道路に接していない無道路地やセットバックが必要な土地も評価が下がります。

 

 

さらに、面積が大きな土地は、一定の条件に該当すれば、広大地評価を適用することができます。

 

また、通常は路線価評価が原則となる土地も市場価値と大きくかけ離れていることも多く、そうした土地は取引事例を基にした鑑定評価を相続評価として申告することもできます。

 

 

土地を測量して利用区分ごとに評価し不整形地を作り出す

 

 

一体の土地を自宅や賃貸住宅や貸家など異なる目的で利用していれば、利用区分ごとに土地を測量することで、一つひとつは不整形地になることが多いため、減額の要素となります。

 

 

さらには、区画整理、都市計画道路、高圧線下などの特殊事情により土地の利用を制限されていれば、それらを考慮することで減額につながります。

 

 

家庭用財産や骨とう品などをどう評価するか、贈与現金やタンス預金などをどのように申告するかは、相続人や評価する人の裁量によるところがありますので、評価の仕方を工夫することで節税につながる方法や要因を見つけるようにします。

 

 

 

今回は、土地の評価について解説しました。

不整形地やがけ地、広大地は評価が下がることを覚えておいてください。

 

 

今回のキーワード 広大地
その地域の標準的な宅地の地積に比べて、著しく地積が広大な宅地のこと。大規模工場用地に該当するものや、中高層の集合住宅等の敷地用地に適している宅地は除く。広大地の価額は補正率を出して路線価にかけて算出する。

 

 

今回のポイント
・不整形地やがけ地は、整形で平坦な土地より評価は下がる。
・一体の土地を異なる目的で利用していれば、減額の要素となる。
・面積が大きな土地は、一定の条件に該当すれば、広大地評価を適用できる。

 

 

 

執筆者紹介

【講師】曽根恵子

(株式会社夢相続代表取締役 公認不動産コンサルティングマスター相続コーディネート実務士)

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