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相続実務士実例Report
【実例】海外不動産は負担、収益集中へ資産組替

■セミナーから個別相談へ
先日、S様(70代・男性)が、奥さまとふたりでセミナーに参加された後、個別相談にお越しくださいました。
仮にS様とさせていただきます。
実はS様とは、今回が初めてのご縁ではありません。5年前にも一度、相続対策のご提案をさせていただいていました。
しかしその時は、「まだ元気だから」「もう少し様子を見てから」ということで、実行には至りませんでした。
そして今回――70代半ばを迎えられたS様ご夫婦は、こうおっしゃいました。
「いよいよ本格的に考えないといけないと思って…」
この“5年”は、決して小さな時間ではありません。
相続対策においては、むしろ「決定的な差」になる時間です。
■お金はある。でも「相続できない」状態
S様の資産は、決して少なくありません。むしろ、一般的には「十分に恵まれている」状況です。
・海外不動産(アメリカ・マレーシア) ・区分マンション5戸 ・貸宅地 ・広大な自宅
収入も年間1,000万円以上あり、生活に困ることはありません。しかし、私はその内容を見た瞬間、はっきりと申し上げました。
「このままでは“相続できない財産”になっています」
■問題① 海外不動産という“時限爆弾”
S様は、過去に収益目的として海外不動産を取得されていました。当時は確かに有効な方法でした。
しかしS様の年代があがったいま、海外不動産は「税金は日本、手続きは海外」という二重構造で、相続財産としては節税にならず、手続きが大変なので、相続人には負担になります。
海外では日本よりも手間も費用もかかるのです。まずは、戸籍を収集して、その後、現地語への翻訳が必要なので通訳を探して依頼します。次に、公証役場で正式な書類を作成してもらいます。こうした手続きは現地弁護士へ依頼することになります。
これらをすべてクリアして、ようやく評価も出せて、名義変更することができます。
しかも、費用は数十万では済みません。場合によっては数百万円、期間も順調に進んで半年ほどですが、数年かかることもあります。
さらに、日本の相続税評価は、「時価」となるため、「時価」を証明する書類も弁護士に依頼する必要があります。結果、相続税は下がらず、為替リスクも抱えたまま。
つまり――「相続できても、節税にはならず、負担となる財産」。
これが海外不動産の現実です。
■問題② 分散しすぎた不動産
区分マンション5戸、貸地、自宅…。資産がバラバラに存在しています。
一見すると「分散投資」でリスクヘッジしているように見えますが、相続の視点では逆です。管理が煩雑、意思決定が分散、相続人が困る。結果、相続人にとっては煩わしく、“分散”は、承継を難しくします。
■問題③ 家族が引き継げない現実
S様には二人の息子さんがいらっしゃいます。長男はすでに結婚され、別居。
ご自身の家庭と仕事を持ち、順調な生活を送られています。一方、次男は同居されていますが、30代で独身。仕事も転々として不安定だと。
この状況で、・賃貸経営を誰が引き継ぐのか、・修繕や入居者対応を誰がやるのか。
明確な答えはありません。さらに言えば、「継げるかどうか」ではなく、「そもそも継げる設計になっていない」のです。
■問題④ 広い自宅が“リスク”に変わる時代
S様のご自宅は、木々に囲まれた広い邸宅です。かつては「成功の象徴」であり、理想の住まいでした。しかし今はどうでしょうか。
・死角が多い、・周囲から見えにくい、・高齢者世帯
連日のように報道される強盗事件。狙われるのは、こうした家です。
「次男がいるから大丈夫」とおっしゃいますが、その次男様が、いざという時に
家を守れる状態でしょうか。現実は、「安心の象徴だった家が、不安の原因になっている」のです。
■このままではどうなるか
このまま何もせずに相続を迎えると、・相続税は高い、・納税資金が不足、・手続きが進まない、・家族が混乱、結果として「資産があるのに失う相続」になりかねません。
解決策はシンプルです。私はS様に、明確にお伝えしました。「分散保有から収益集中へ変えましょう」
具体的な再設計
① 海外不動産はすべて売却→ リスクと不透明性を排除
② 自宅は売却し、住み替え→ セキュリティの高い住宅へ
③ 国内資産を1〜2棟の収益物件へ集約→ 管理・収益・承継を一本化
なぜ“1棟から2棟”なのか
理由は明確です。・管理をプロに任せられる、・収益が安定する、・承継がシンプル
仮に次男様の仕事の収入が不安定でも、安定収入が生活を支えます。
長男様が関わる場合でも、負担は最小限です。相続になる前はご夫婦、奥様の生活の収入元として負担がありません。
設計により、相続税は確実に下がります
・相続税:約8,100万円 → 約1,400万円
・年間収入:約1,210万円 → 約2,000万円
これは魔法ではありません。設計の力です。これは「家族を守る設計」です
今回の提案は、・売却の話でも、・節税の話でもありません、「資産を失わないための再設計」です。
■最後に
S様に、私はこうお伝えしました。「今のまま家族に苦労を背負わせるか」
「今整理して、完成されたバトンを渡すか」選択できるのは、今だけです。
相続は、起きてからでは“処理”になります。しかし今なら、“設計”ができます。S様ご夫婦は再提案を希望されましたので、賃貸事業のコンサルフィーとして経費に組み込めるメリットを作れることもあり、有料のプランニングの委託を頂きました。
これからの対策を整理して、S様ご夫婦に提案、今度こそ進めてもらえると期待しています。
夢相続は、お客様の想いを「形」にし、ご家族にとって本当に価値ある財産になるご提案、サポートをしています。
特に賃貸事業をされている方は、有料プランは経費になりますので、ご相談ください。税金を払う前に、前向きな費用にかけて安心を手に入れてください。
「まだ大丈夫」ではなく、「今だからできる対策」があります。
■まとめ 夢相続が提案する「資産の最終再設計(リ・デザイン)」
① 「守り」の住み替え:広い自宅から、最新セキュリティの都心マンションへ
まず、防犯上の不安を解消します。広すぎる自宅を売却し、24時間有人管理のセキュリティが整った都心の高層マンション、あるいは利便性の高いコンパクトな住宅へ住み替えるのです。 これにより、強盗の不安から解放され、庭の手入れや建物の維持管理という「老後の重荷」を捨てることができます。さらに、自宅の売却益は、次なる収益資産への軍資となります。
② 海外資産の「毒出し」:すべてを現金化し、国内へ還流
手続きが複雑な海外不動産は、S様がお元気なうちにすべて売却します。為替のタイミングを見極めつつ、現金化して日本に戻す。これだけで、将来のご遺族の手間を9割削減できます。
③ 「収益の一本化」:区分マンションから「1棟収益ビル」へ
バラバラに保有している5戸の区分マンションも整理の対象です。これらと、自宅・海外資産の売却益を合わせれば、都心の一等地に「1棟収益ビル」を購入することが可能です。
なぜ「1棟」なのか。それは、管理をプロの管理会社に丸投げしやすいからです。もし次男様が将来、自立できないままであったとしても、1棟ビルから上がる安定した家賃収入があれば、彼の生活を守る「福祉的な資産」として機能します。長男様が継ぐ場合も、窓口が一つであれば、本業の傍らで経営を続けることが可能です。
🌸 相続でお悩みの方へ
「実家や土地をどうしたらいいか分からない」
「相続税や借入の返済が不安」
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そんな方は、ぜひ一度【夢相続】へご相談ください。
💡 私たちは、財産を“守る”だけでなく、“活かす”ための相続対策をご提案しています。
✔ 資産の見える化
✔ 貸宅地や空き家の整理プラン
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✔ 相続税を抑える方法
👉 ご相談は【夢相続 相談窓口】までお気軽にどうぞ
📞 03-6222-9231(ご相談専用受付番号)
■執筆者
相続実務士 (株)夢相続 代表取締役 曽根恵子
【相続実務士】の創始者として1万15000件の相続相談に対処。
夢相続を運営し、感情面・経済面に配慮した”オーダーメード相続”を提案。
”相続プラン”によって「家族の絆が深まる相続の実現」をサポートしている。
- 相続関連著書・監修:92冊、累計88万部テレビ・ラジオ出演:300回超
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