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亡夫のきょうだいとの関わりがストレス!売却、資産組替で解消できる!

亡夫のきょうだいとの関わりがストレス!売却、資産組替で解消できる!

 

◆病気をしたこともないのに

Sさん(60代・女性)の夫は商社マンとして第一線で仕事をしてこられました。若い頃は海外赴任も多く、Sさんと二人の娘も海外生活を経験してきたと言います。
夫は60歳で定年になった後も経験を見込まれて仕事を続けていました。ところが、急に体調を崩して検査を受けたところ、大病が見つかり、入院、手術をしたものの、進行が早く、1年の闘病で帰らぬ人となったのでした。昨年のことです。
それまでは病気をしたこともなく、海外出張もこなしていただけに、Sさんと娘たちは信じ難い気持ちだったといいます。

 

◆夫からの相続

夫の財産は親から相続した貸家や駐車場と預金で、相続税の申告は必要でしたが、配偶者税額軽減を生かせる範囲に入っていましたので、全部をSさんが相続しました。
二人の娘はそれぞれ結婚して不安なく生活できているというので、二人も一人暮らしになったSさんを心配してくれて、自分たちはなにもいらないのでSさんにと言ってくれたのです。
夫から相続した貸家から家賃が入るので、今後の生活費には不安がありません。けれども、その不動産のことで困っていると相談に来られました。

 

◆貸家の課題

夫が所有していた貸家は親から相続を受けたもので、きょうだい4人で分け合っています。夫は男きょうだい4人の四男。何事も実家を継いでいる長男や兄たちに従うような姿を見てきました。
土地はそれぞれ単独名義になっていたので、Sさんは夫名義の貸家を相続したのですが、隣地を長男が所有している状況です。
貸家は義父の代に建てた平屋の2Kタイプで、2棟あります。築40年は経過していて、2棟とも入居者があり、家賃が入ります。しかし、これから修繕費などがかかってくるだろうと思われます。

 

◆義兄から請求された

貸家は隣地との境に塀などしておらず、入居者の車が隣地の長男の土地に一部はみ出して止められているなどの理由で、駐車料金を支払うように請求されたのです。夫からはそんな話を聞いたことはないのに、車2台分ほどの駐車料金を払うようにと言うのです。
しかも、毎月は煩わしいだろうから、半年ごとにまとめて払うように言ってきました。
義妹の立場では、長男である義兄に逆らえる雰囲気はなく、そのまま支払うようにしてしまったのですが、ずっと支払わないといけないのか、これからどうすればいいのかというのがSさんのご相談でした。

 

◆売却という選択肢

貸家を所有することで家賃は入るものの、築年数が経っているので修繕費がかかることが想定される、隣地の義兄から無理やりとも思える金銭の請求があるなどから、Sさんにとっては負担のある不動産になっています。
そこで、売却して別の立地に買い替えることで負担やストレスを解消したほうがよいと提案しました。
夫は生まれた故郷ですが、Sさんの住むところからは遠く、ストレスを抱えながら維持する必要はないと言えるからです。
Sさんはそうした方法も考えて良いのだと初めて気が付いたとほっとされていました。これから価格査定に入り、資産組替えをサポートしていきます。

 

 

 

相続実務士のアドバイス

 

●できる対策⇒貸家を売却、別の立地に買い替える。
       貸家を売却することにより義兄への支払いからも解放される。

●注意ポイント⇒不動産を売却する際は、測量をして、
        隣地との境界を明確にして確定させなければなりません。
        親族だと感情的なトラブルになりかねないため、要注意ですが、
        専門家に依頼して、協力してもらうようにしましょう。

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