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幻冬舎ゴールドオンライン【第36回】連載更新のお知らせ
2022/04/13
[連載]相続のプロが解説!人生100年時代「生前対策」のアドバイス事例【第36回】
◆「お姉ちゃんの土地、名義変更お願いね!」妹の要求に姉激怒…解決策はあるか【相続のプロが解説】
◇高齢母と二女一家が暮らす実家敷地は、なぜが長女名義
今回の相談者は、50代会社員の福田さんです。福田さんは実家で、自分の母親、夫、高校生の子どもひとりの4人で生活しています。福田さんは3姉妹の二女で、長女と三女は結婚して実家を離れています。
いま暮らしている実家の建物は、20年以上前に父親が建て替えたものです。理由は不明なのですが、父親は自宅建て替えのタイミングで、なぜか自宅敷地を長女に贈与しました。その後、長女と三女は結婚して他県で暮らすことになったため、福田さんの家族が両親と同居することになりました。
父親が亡くなったとき、同居する福田さんが母の老後を看るという条件で、父親名義だった自宅建物を相続しました。しかし、土地は姉名義のままでした。
それから時間が経過し、福田さんも定年退職の時期が見えてきました。福田さんは、実家をいまの状態で放置していては、子どもの代になったときに問題になると考え、姉に土地の名義変更を頼んだのだそうです。