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幻冬舎ゴールドオンライン【第43回】連載更新のお知らせ
2022/06/08
[連載]相続のプロが解説!人生100年時代「生前対策」のアドバイス事例【第43回】
◆「どうして!? 節税にならない…」資産家母からの〈生前贈与〉に後悔のワケ【相続のプロが解説】
◇90代の母、亡くなってはじめてわかった資産の全容
今回の相談者は70代女性の三浦さんです。90代の母親が亡くなり、相続について相談したいと、同居する娘さんと一緒に相談へ来られました。
90代で亡くなった母親の相続人は、今回訪れた長女の三浦さんと、二女にあたる三浦さんの妹の二人です。三浦さんは結婚していますが、二女は独身で母親と同居しています。
三浦さんの父親は15年ほど前に亡くなっていますが、母親が長生きしたため、相続人の2人が70代と、高齢になってからの相続でした。
亡くなった母親はプライドが高く、娘たちにも安易に預金額を教えるようなタイプではありませんでした。三浦さんと妹も、母親が認知症を発症した1年前に、ようやく資産状況の全体を把握したということです。
数年前、母親が80代後半になってから、三浦さんと娘家族は、母親の身の回りの世話をするために、母親と妹が暮らす実家へ合流し、同居するようになりました。
三浦さんの夫は、これまでどおり自分の家で引き続き暮らしており、三浦さんの住民票もそちらにある状態です。
同居を始めたのには、きっかけがありました。高齢となった母親と妹がリフォーム業者に付け込まれ、高額なリフォームを契約する寸前までいったのです。途中で三浦さんが気づき、事なきを得たかたちでした。しかし、今後も同様のリスクがあると判断し、母親からも歓迎され、同居に踏み切ったのです。続きはコチラから