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相続実務士実例Report更新のお知らせ「【農家】<ケース2>土地25筆。借入残1億8000万円。まだ相続税がかかる!」

2023/06/25


 

財産はほとんどが土地。土地4億円台 相続税の予想額6300万円
兼業農家のSさん(50代女性)が相談に来られました。

80代の父親は自宅をはじめてとして14か所の土地を所有しておられます。いちばんの悩み事は、自宅の敷地が300坪あり、敷地半分に二世帯住宅を建て直して同居しているが、もとの自宅が隣接する土地にあり、敷地は150坪。建物が空き家のままなので、活用を検討しているが、どのようにすればいいかということです。

Sさんは固定資産税の納付書を持参されましたので、土地評価をしてみると土地だけで4億円を超えることがわかり、相続税の予想額は6300万円となりました。

 

 

土地活用は妥当か?まだ借り入れが1億8000万円残っている

Sさんの父親はJAの組合員なので、勧められて、4か所の土地に賃貸アパートを建てています。すべて自宅の土地の近隣で、市街化の畑ですので、相続税の節税対策になると勧められました。

築年数は20年過ぎたものが2棟で借入は終わっています。あとの2棟は10年ほどでまだ建築費の借入が残っており、合わせると1億8000万円あります。

いずれも所有のアパートは、最寄り駅から徒歩20分程度かかりる立地です。駐車場をつけているので、いまはなんとか入居はされていますが、20年、30年後に家賃が下落するのではないかと心配もしているということです。

 

 

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