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幻冬舎ゴールドオンライン【第75回】連載更新のお知らせ

2022/10/24


 

[連載]相続のプロが解説!人生100年時代「生前対策」のアドバイス事例【第75回】

◆父の死で「鬼のような後妻」と相続争いに…遺されたはずの〈高額預貯金〉の行方は?

 

◇父の再婚相手は「まるで鬼のような人」

 

今回の相談者は50代会社員の近藤さんです。亡くなった父親の相続の件で、父親の再婚相手ともめているということで、筆者の事務所を訪れました。

 

近藤さんは兄と2人兄弟ですが、中学生の頃、実母が病死してしまいました。その後、父親は後妻と再婚し、後妻と後妻の連れ子2人を迎え入れました。公務員で多忙だった父親は、自分ひとりで息子2人を抱えて生活するのは大変だと考えたようです。

 

ところが、後妻は近藤さんと兄につらく当たるばかりか、父親にまで横暴な態度を取り、我が物顔に振る舞うような性格でした。近藤さんと兄の食事を作らないこともしょっちゅうで、ふたりは親戚や友人の家を避難先とし、順番に泊まり歩いていたそうです。

 

「義母はまるで鬼のような人でした。私と兄をいじめるだけでなく、父にまで暴言や暴力がありましたからね。優しくされたことなんか一度もありません。父だって再婚を心底後悔していたと思います」

 

兄と近藤さんは大学進学時に家を出て、就職してからは実家からも足が遠のきました。後妻との接点はなくなり、父親の生活ぶりも不明でしたが、近藤さんや兄の暮らすアパートへ父親が身一つで避難してくることもあったといいます。父親は離婚こそしませんでしたが、まるで修行のようなつらい毎日を送っていたようだと近藤さんは言います。

 

「父から体調を崩して入院したと連絡が入り、兄と2人で見舞いに行ったのです。そのとき、泣きながら〈義母の自由にならない預金を財産として残す、だから安心するように〉と何度も繰り返していました。公務員を勤め上げた父には退職金がありましたから、恐らくそのことだろうと思いました」

 

その後、近藤さんの父親は入退院を繰り返しながら2年近く療養を続けましたが、残念ながら亡くなってしまいました。続きはコチラから

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