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相続実務士実例Report更新のお知らせ「45年間の実家共有。解決しないと財産にならない!」
2025/10/03/17:00
今回は、70代のY様(仮名)の事例をもとに、「長年使えなかった共有財産を整理し、換金するまでの流れ」をお伝えします。Y様は、長年連れ添ったご主人を数年前に亡くされ、ご自身の生活や将来に備えるために、夫の実家の共有名義問題を解決したいと夢相続に相談に来られました。
Y様は図書館で30冊以上の本を読んで、相談するなら曽根さんしかいないと、たくさんの書類を抱えて来られたのでした。
ガンで闘病されていたご主人が亡くなり、相続手続きをしないといけないのですが、それにはご主人の実家の共有問題がありました。
相談のきっかけ
Y様のご主人は、亡くなるまで実家の名義を45年間ずっと残していました。ご自身やY様が住む予定はなく、使用も管理もできなかった実家の名義。しかし、なぜそこまで名義を残していたのでしょうか。それは、ご主人の家族への思いと配慮の表れでした。
- 家族との絆を守るため
ご主人は、独身の姉や兄弟との関係を大切にしていました。安易に名義を手放すことで将来争いが起きることを避けたかったのです。 - Y様への配慮
病床にあったご主人は、「姉に買い取ってもらう」という方向で調整し、万が一自分が先に亡くなっても、Y様が円滑に権利を行使できるように考えていました。 - 使わないものでも大切に扱う姿勢
実際には45年間、住むことも管理することもできませんでしたが、将来の選択肢を守るために権利として保持していたのです。
こうした思いを尊重しつつ、Y様は「権利を活かして生活や将来に役立てたい」と考え、夢相続に相談に来られました。
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