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【相続事例】遺産分割の調整役のお陰でまとまった市川さん

2020/11/16


【相続事例】遺産分割の調整役のお陰でまとまった市川さん

●市川家のプロフィール・・・農家で分ける財産はたいしてない

被相続人 父(農業、不動産賃貸業)
相続人  母(農業)
長男(障害者のため、無職)
次男(結婚して別居、現在は行方不明)
長女(結婚して他家へ嫁いでいる)
次女(結婚して他家へ嫁いでいる)
三男(結婚して別居)

・貸し地が収入源

農家の市川家の所有地は、調整区域の田や畑がほとんどです。亡くなった父親は、ずっと農業を続けてきましたが、高齢になってきたことや長男が倒れて障害者となり、手伝いもできなくなったことから、農業は縮小することを余儀なくされました。
残る収入の途は土地の賃貸でした。県道に面した畑も耕作できないでいたところ、隣接地と合わせてガソリンスダンドにしたいと石油会社から直に話が入ってきました。農業以外の収入を得るにはいい話だと、貸すことにしました。20年の事業用借地契約で公正証書にしてあり、借り主も一流企業で、不安はありません。お陰で毎月定期的に地代が入ってくるようになり、それが主な生活収入となっていました。

・不動産は家に残す
市川家は長男が両親と同居して後を継いでおり、妹二人と弟二人は、皆、家を出ています。
財産のうち市街化の土地は自宅と隣の田で、残るは調整区域の農地だけです。これでは妹や弟に分ける土地はありません。自ずと不動産は自分が相続して家を守り、弟妹にはいわゆるハンコ代として気持ちばかりの現金を分けるつもりでいました。

・一言が感情的なもつれに発展
お正月に全員が集まったとき、市川さんは財産分与の話を切り出しました。ところが、話の中のちょっとした言葉が妹二人の感情を刺激したらしく、印鑑をもらうどころか、怒って帰ってしまったというのです。
その後、市川さんや妻が電話をしても、声を聞いただけで切られてしまい、全く話にならない状態になりました。感情的な行き違いから、当事者同士では解決の糸口が見えないほどこじれてしまったのです。市川さんは困り果てて遺産分割協議の調整を依頼されました。

●なぜもめたか、検証する!

・ちょっとした言葉の行き違いが、感情的なもつれに発展した
・長男だからと言って、高圧的、一方的な話の切り出し方は反感を買う
・跡継ぎが財産のほとんどを相続するのが当たり前というのは虫がよすぎる
・妹や弟の気持ちを聞こうとしなかった

●解決はこうした

・第三者が分割協議の調整をする
遺産分割が決まらないで困るのは、相続人全員だという理由をよく説明し、全員にわかってもらうよう長男にかわって説明をしました。それでようやく前向きな雰囲気に変わったのです。

・相続人の本心を確かめる
つぎに、各人にどれ位の財産を分けてもらいたいかということも、遠慮なく話をしてもらいました。それでわかったことは、協力しないわけではないが、ちょっとした言葉で引っかかっていたことと、市川さんの言う金額より多くもらいたいということだったのです。
近隣では親の土地に家を建てて、相続になればその土地をもらうという例が多いのですが、市川家はそうしたことをしていないため、せめてこの機会に多少はまとまった現金がほしいというのです。

・代償債務・代償債権を使う案
具体的な財産の分け方としては、不動産は長男が取得し、妹弟には現金を分けるとしました。一旦、母親にする方法もありますが、相続税はそんなにかからないことや次男が行方不明でまた手続きが大変なことやこれから土地を売却するのは長男が相続するとした方が実務上やりやすいなどの判断を総合して、不動産は全部長男が相続するとしました。
また妹弟に現金を分けるために、遺産分割協議書には長男は代償債務を負うとし、妹弟は代償債権を得るとして記載しました。現実の相続財産の中には現金はほとんどないので、妹弟に分ける現金を捻出するには、土地を売却するしかありませんので、売却が終わってから各自の希望どおりの額を分けることで妹弟も納得し、遺産分割協議書は完成しました。

・行方不明の弟は娘を財産管理人とした
市川家の次男は30年ほどもの間、全くの音信不通で行方不明でした。相続人なのに連絡の仕様もなく、市川さんにはそれも不安材料でした。本人を探すことが困難だと判断し、財産管理人の手続きをすることにしました。
次男は結婚していて、娘が一人いることがわかっていたので、財産管理人になってもらうことにしました。家庭裁判所の審判も下り、他の相続人と同様に現金を分けることができ、これで相続人全員の財産分与を終えることができたのでした。

●価値はココ!

○第三者が分割協議の調整をする
当事者間では感情的になってしまい、冷静に話が進まないことがある

○二次相続で遺産分割の苦労をしない分け方をしておく
母親の相続する割合を減らしておく

○代償債務・代償債権を使う
土地は長男が相続する場合、他のきょうだいには長男から代償金を払う

○行方不明者の手続きをする
家庭裁判所に財産管理人選定の審判を申し立てる

弊社では様々なプランをご用意しております。
お気軽にお問い合わせください。

 

 

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