夢相続コラム

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【相続相談実例】姉Vs妹の本音。仲がいいと姉はいうが、妹は爆発寸前のアラームが!

2019/11/19


【相続相談実例】姉Vs妹の本音。仲がいいと姉はいうが、妹は爆発寸前のアラームが!

●母親の土地には自宅、Aさん宅、姉の息子宅の3棟

Aさん(50代・女性)の母親は90歳。自宅で元気に生活をされています。Aさんが母親の自宅の敷地に家を建てて住んでおり、母親と養子縁組をしているAさんの娘が母親の家に住んでいるという状況です。
さらに、嫁いだ姉は別のところで生活をしていますが、母親の自宅の土地が広いので、姉の息子家族が住む家を建ててもらい、住んでいます。
よって、母親名義の土地には、母親と孫養子が住む自宅と、姉の息子が住む家と、Aさん夫婦が住む家の3棟が建っています。


●等分に分けるはずが

母親が亡くなったあとは、姉とAさんで敷地を半分にして、分ける約束になっていますので、それをもとに3棟の家の配置がなされています。
母親はもう1ヶ所、駐車場にしている150坪の土地があり、そこも姉と二人で等分に分ける約束となっていました。ところが、いつのまにか、姉は角地80坪、Aさんは残り70坪という話に変わっていて、姉はそれでAさんも
合意したと思い込んでいるようです。


●姉と意見が合わない

母親の相続対策をしないといけないので、Aさんがひとりで来られましたが、お聞きすると姉と意見が食い違うことがあるとのこと。
なぜかというと、これからのことを考えると更地の駐車場が重荷になるため、姉妹で相談をして駐車場は売ることにして、母親の理解も得ていました。ところが姉が反対をしたため、中断しているといいます。
Aさんの立場は母親の敷地に住んでいるので、いままで何かと言えば両親のために動いてきました。父親の介護はしてきましたし、これからの母親の介護も当然のようにAが担うことになります。


●姉とは距離を置きたいくらい

姉にも分担してもらいたいのですが、一時間程度のところに住んでいることもあり、まったくと言っていいほど協力はしてくれません。
それなのに、姉は当たり前のように「財産は等分」といい、駐車場に関しては角地80坪、中70坪となればと等分どころか、姉6割、Aさん4割となります。
姉は周りの人には「姉妹の仲がいいので揉め事はない」と言っていますが、Aさんの気持ちは「いままでずっと姉のいうとおりに合わせてきたので、母親が亡くなったら距離をおきたい」というくらい、切羽詰っています。


●感情的にこじらせないこと

Aさんに提案したのは、姉と感情的にこじらせないことが大切ですので、Aさんが単独で動くよりも、いまから姉と情報を共有して一緒に行動することです。そのうえで、母親の了解を取り付けて相続対策をしたほうがよいとい
うことです。
姉といろいろとコミュニケションを取り、いい形で気持ちを伝える方法を選択しなければなりません。しかし、自分の言葉で伝えることは案外難しいものです。
そのため、ほどよく第三者が入ることも効果的ですので、一緒にセミナーに来てもらうか、相談に来てもらうようにお勧めしました。
Aさんはさっそく、次の機会に姉を誘って一緒に相談に行きたいということでした。姉を無視して相続対策を進めてしまうとうまくいきませんので、一緒にが、キーワードです。


●相続実務士から

いいこと、必要なことでも、普段からの力関係を無視してしまうと進みません。
母親が主役。姉の立場も尊重しながら円満に対策を進めることが大切です。



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