夢相続コラム

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【相続相談事例】成功のゴールは預金ではない!?3分の1は絶対、なくなる

2022/03/09


【相続相談事例】成功のゴールは預金ではない!?3分の1は絶対、なくなる

養子縁組

Kさんは60代男性。同年代の妻と子供は3人。息子2人と娘1人です。

Kさんは、本家に跡継ぎの子供がいなかったため、養子縁組をする形で多くの土地を 相続しました。養父の代から貸しビル業を始めていましたが、Kさんの代になった 昭和50年代以降、法人を設立して、本格的に貸しビル業を手掛けるようにしました。

Kさんは所有物件をどんどん増やし、安定事業に成長させたということです。

法人名義のビル

現在、Kさんの会社の所有ビルは10棟となりました。すべて法人名義で、購入資金の借 り入れが残っていますが、年間の賃料収入から返済ができ、相当な家賃収入が残るバラン スになっています。

かつては金融機関からの借入額が多く、返済に追われることがありました。そうした苦労 をしないで済むようにと、できるだけ借り入れ返済も早めに進めてきました。

今では家賃収入から返済をした残りで役員報酬などが賄えるバランスになっています。

長男へ承継

会社には資産が増えて、安定企業になりましたので、そのままでは会社の株価が高くなり ます。相続税が高くなると考えたKさんは、資産所有する会社を退職して退職金を払いだし 、株価を下げたところで、長男に会社を承継させたのです。

会社の事業承継は成功したので、やれやれと思ったところ、今度は別の悩みが出てきまし た。Kさんには会社から退職金が払われたため、まとまった額の預金が銀行口座にあります 。すると、毎日のように、保険や投資信託や投資の勧めがありとてもわずらわしくなって きたのでした。果たしてこのままでいいのかと相談に来られたのです。

3分の1は相続税に 銀行がゴールではない

Kさんには退職金としての多額の現金が入りましたので、相続税がかかったとしても その現金で相続税は払えます。何の問題もないように思えますが、そのままでは相続税 の節税はできません。長年経営してきた証の退職金である預金の3分の1が相続税で 減ってしまうのです。これは残念だと言わざるを得ません。

Kさんにもそうした説明をしたところ、やはり同じ思いで、預金で残しておくだけでは相 続税で減ってしまうのは残念に思うとのこと。いまからできる対策をしておきたいと 言われました。Kさんができる対策の選択肢を検討して頂くため、夢相続で「オーダーメー ド相続プラン」の委託を頂き、相続対策の提案をすることにしました。 これから具体策を提案して、できることに取り組んで頂くよう、サポートしていきます。

相続実務士から

預金が残れば安心と思いがちですが、それでは相続税が課税されて減ってしまうのです。 苦労して残してきた預金が減ることは残念なところ。
どうせなら、自分の意思で方向性をつけて有意義に活用されることをお勧めします。

弊社では様々なプランをご用意しております。
お気軽にお問い合わせください。

 

 

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