夢相続コラム

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【相続相談事例】駐車場運営では手元に残らない!土地活用が必須となる

2022/05/20


【相続相談事例】駐車場運営では手元に残らない!土地活用が必須となる

Yさん(60代男性)は父親から相続した土地を駐車場にしています。
周辺に観光名所あり、ハウスメーカーから「ゲストハウス」を建てるといいと
勧められています。土地は250坪と広いため、3階建ての建物が建て、建築費は4億円に
なるということです。運営については、専門業者があり借り受けてくれる条件です。
会社をリタイヤして、現在は、再就職しているYさんにとっては金額が大きく、
この提案を進めていいのか、判断してほしいと相談に来られました。


Yさんからお聞きすると、駐車場の土地固定資産税は年間120万円かかっていて、
毎月15万円の駐車料があってもほとんど手元に残りません。

また駐車場のままでは節税効果がないため、相続税が1500万円かかることもわかり、
土地活用したほうがいいということは明白です。


そのほかにも課題があります。土地は5人の共有となっています。
Yさんと弟が48%ずつ、Yさんの妻が2%、息子2人が1%ずつと複雑。
父親の相続では母親が相続し、その後、妻や息子に贈与、すぐに亡くなってしまったので
、母親分を兄弟2人で等分に相続した形です。
仲はいいので、現在は問題がないようですが、将来を見据えるといずれ共有解消を
しておかなければなりません。
土地を分けることができればいいのですが、この駐車場は、入り口の間口は5m、
敷地の中で広がった地形で、分けられません。


このような課題の解決策も含めて「土地活用プラン」にてご提案することになりました。

まずは賃貸事業の収支バランスが取れることが絶対条件になり、建築費が適正である
ことが求められます。
建築会社の相見積もりも取り、比較検討して選定していくようにします。

その後も建物が完成するまでのコンセプトや仕様など諸々のことに対してご自分で
対処するのは簡単ではありません。ハウスメーカーさんの提案どおりに建ててしまい、
収支が合わずに後悔したと言う事例もありますので、Yさんが相談に来られたことは
正解です。


日本では土地活用のコンサルがまだ定着していませんが、賃貸事業こそ長期投資
となるため、いろいろな判断が必要で、当社でサポートをさせて頂きます。

 

■相続実務士より

土地は持っているだけでは固定資産税がかかり、マイナス財産となります。
立地に合わせて収支バランスの取れる活用が必要です。

 

弊社では様々なプランをご用意しております。
お気軽にお問い合わせください。

 

 

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