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相続実例コラム【遺産分割協議はどう進めたらよいのか】代償金で遺産分割した石井さん

2020/03/13


相続実例コラム【遺産分割協議はどう進めたらよいのか】代償金で遺産分割した石井さん

●財産とご家族の状況

●依頼者 石井さん・会社員
●相続人予定 母、長女、長男、次男、次女
●財産の内容 自宅、畑、貸地、工場、預金

●全体の資産のうち大部分が不動産

石井さんの父はもとは農家ですが、所有する自宅や畑が市街化により宅地になって以来、農業を続けながら、不動産賃貸業で生計をたててきました。アパ-ト、貸工場、貸地がそれぞれ一ヵ所、その他に1000坪の畑と自宅は250坪以上あります。父は小さな木造平屋建の家で質素な生活をし、毎月の生活費もほとんどかからなかったようです。同じ敷地内に長男が家を建て、他の子供達はそれぞれ他県に住んでいます。長男が家を建てる際、意見の食い違いで揉めた経緯があり、同じ敷地で生活をしながら、父は長男との交流がなくなっていました。

●長男の考え方に相続人全員が納得いかない

父はこれまで特に大きな病気をしたことがありませんでしたが、気分が悪いと母に告げた2時間後に容態は急変、突然の死でした。父親の死があまりにあっけなく、家族全員呆然としていたとのことですが、あれこれ考える余地もなく、葬儀の手続きをしました。そして長男が家族全員に、相続について自分の考えを説明してきたのは、父の葬儀のさなかでした。二次相続を考えて、大部分の財産を長男である自分が相続、次男には不動産を一ヵ所、結婚して外に出た長女と次女には、現金で500万円ずつ渡すという内容でした。その時点では、父の財産の全体像が見えないせいもあり、善し悪しの判断もできませんが、家族全員とても納得できる気持ちにはなれません。

●解決へのアドバイス

◇財産を確定し、評価額を割り出す
正確な評価をするために不動産の現地調査を行い、申告期限まで残りあと4ヶ月という時期にスタ-トしました。当初石井さんが別の税理士さんに相談をされたとき、不動産だけで概算評価2億6500万円と言われていましたが、現地調査をした結果、財産全体で1億8000万円まで評価減が実現しました。

◇遺産分割案の提案
長男以外の弟姉妹は法定割合相当をできれば現金で相続することを希望していましたが、それに足りるほどの現金はありません。そこで不動産を相続する母と長男が、代償金を払うことがいいとアドバイスをしました。財産の大部分を相続するつもりだった長男も最初は納得がいかない様子でしたが、公平さを欠かないほうがあとにしこりが残らないと思い直し、結果的に母が財産の約80%を相続する形で分割がまとまりました。配偶者の特例により相続税の節税にもつながり、無事申告期限までに申告を終えることができて、大変満足をされていました。

●相続実務士のアドバイス

・財産の全体像を把握し、評価額と相続税を確認する
・兄弟姉妹間での不動産の共有は避ける
・申告までに遺産分割協議は終わらせる

弊社では様々なプランをご用意しております。
お気軽にお問い合わせください。

 

 

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