夢相続コラム

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【相続相談事例】何の提案もなく4ヵ月。質問しても返事なしで、信頼できない

2022/02/21


【相続相談事例】何の提案もなく4ヵ月。質問しても返事なしで、信頼できない

父親の財産

Aさん(40代・女性)は、昨年11月に80代の父親を亡くし、母親と姉の3人で
相続の手続きをすることになりました。

父親の財産は自宅とアパートと預金で、負債はありません。

父親は80歳になるまでは自営業を営んでおり、毎年の会社の決算や確定申告は
ずっと同じ税理士に任せてきましたので、相続税の申告も依頼したのです。

父親の財産は自宅とアパートと預金で、約1億円と試算されました。

母親にも預金がある

父親は元気で家で生活をしていましたが、突然倒れて、亡くなってしまったのです。
相続はまだ先のことかと、遺言などはありませんでした。

そのため、3人で遺産分割協議をして財産の分け方を決めないといけません。

ところが、母親も自営業をずっと一緒に切り盛りしてきて、アパートの建物を共有
して家賃収入も得てきましたので、父親と同じくらいの預金があるというのです。

さらに父親の生命保険を受け取りますので、預金は父親以上の額になり、母親の
財産だけでも相続税の基礎控除を超えていることがわかりました。

税理士に依頼

母親は70代後半ですが、二次相続のことも気になるため、どういう分け方をすれぱ
税金の負担が少なくてすむか、税理士に案を出してほしいと依頼をしました。

2月に依頼をしているのに、3月は確定申告で忙しいと言われ、次に5月は
法人の決算で忙しいと言われ、分割案がまったく出てきません。

その間、4回の打ち合わせはありましたが、法定割合の分割案となる申告書を
渡されただけで、説明もありません。

自宅の上には高圧線が通っていることや自宅裏の倉庫にしている離れの建物が未登記で
評価証明書に載っていないことなど、いくつか質問事項をメモし、1週間程度で回答を
もらいたいと渡しても、いまだになしのつぶてで、不信感がピークとなり、姉と二人で
セカンドオピニオンをお願いたいと来られました。

即答できる内容

質問は、即答できる内容でしたので説明しながら回答しました。
次に、二次相続までの納税額を算出してみると、今回は母親が相続するものはなしとして、
保険金だけを受け取る分割案のほうが、納税額は半分ですむことが算出できましたので、
それもその場で説明をしました。

残る課題は2つの不動産の分け方と納税です。

いくつも選択肢はありますが、申告を依頼している税理士からの提案は期待できないため、
この機会に切り替える選択もあるとアドバイス。母親とも相談して結論を出すと
いうことですが、気持ちが楽になったと言って帰られたのでほっとしています。

相続実務士から

不動産の分け方と納税資金の捻出の案はコーディネーターでないと出せないでしょう。

しかし、Aさんの質問や不安は、相続の経験があれば即答、アドバイスできることばかり。
お客様を不安にさせないことも専門家の役割だと感じます。

弊社では様々なプランをご用意しております。
お気軽にお問い合わせください。

 

 

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