夢相続コラム

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【相続相談事例】7億円なのに10億円で計算?不慣れなところでは間違いも!

2022/03/24


【相続相談事例】7億円なのに10億円で計算? 不慣れなところでは間違いも!

独身の叔父

Kさん(40代女性)は母親(70代)の代わりに相談にこられました。

今月、独身の叔父(60代)が亡くなったため、姉である母親が相続人となり、
相続税の申告手続きが必要になったということです。

母親の実家は、土地持ちの資産家の家系で、長男、次男が若いころに亡くなって
しまったため、三男の叔父が跡取りとなり、実家を相続しました。

祖父が15年前、祖母が10年前に亡くなりましたが、節税対策として土地活用を
していたため、祖父母の相続税はそれほどかからなかったといいます。

叔父の財産

叔父が所有している土地は15か所、5000坪ほどあり、ほとんど賃貸マンションや
貸店舗として賃貸しています。そのため建築した建物については融資を受けており
現在でも6億円以上の借り入れが残っています。

融資元の銀行の担当者から、概算ではあるが土地評価は10億円という一覧表を
もらい、母親とKさんは驚いてしまい、どうしたらいいかと困ってしまいました。
相続税を払う現金はほとんど残されておらず、なおさら不安になりました。

明細表には財産10億円?

持参された一覧表にはそれぞれの土地の評価が書かれており、合計10億円と
記載されています。相続税は1億7000万円となります。

ところが、持参された固定資産税の納付書をもとに確認しても、10億円にはなりません。
そこで土地の公図や登記簿謄本を取得することをお勧めして、もう少し詳細な評価をしてみました。

計算すると7億円

結果、不動産は7億円となり、負債や基礎控除を差し引いて計算すると
相続税は800万円位になりました。さらには、これから不動産の現地調査を
することにより、減額の要素も見つかるはずですので、相続税はさらに
減らせるはずです。

これを聞いてKさんは、「相続税の申告はなんとかなりそうだと安心した」と。
銀行とは言え、不慣れなところが相続財産の評価をするとこれだけ違うのかと
驚くばかりです。

Kさんや母親はそのまま受け止められて、とても不安に感じていたということでしょう。

返済も多い

最初にKさんにお話していたのですが、課題は相続税よりも、資産の収支
バランスだと言えます。財産も収入も多いのですが、返済も多く、ほとんど
手元に残らない現状です。
今回、収支バランスを見直すことが必要だとお伝えしてあります。

相続実務士から

相続の実務経験があれば的確なアドバイスができます。
最初に相談に行くところで不安が倍増することにならないよう、
実務経験が豊富なところを選択されることをお勧めします。

弊社では様々なプランをご用意しております。
お気軽にお問い合わせください。

 

 

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