夢相続コラム

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【価値ある相続を実現する】節税して財産を残す実例5

2021/09/07


【価値ある相続を実現する】節税して財産を残す実例5

子供はまだ20代、全部を相続した吉田さん

□吉田家のプロフィール・・・相続人は妻と子供の2人
・相続人関係図
被相続人  夫(公務員)
相続人2人 母(主婦)
      長男(会社員、両親と同居)

・現職で亡くなった
吉田さんの夫は公務員で勤続30年以上になり、管理職として職務に就いていました。地方から東京の大学に入り、そのまま田舎には帰らずに就職したのです。若い頃は転勤族でしたか、社宅住まいでしたが、子供が小学校に上がることを機に職場まで1時間程度のところに建売住宅を購入して、今の家に住み始めました。30代から40代前半では何度か単身赴任もありましたが、40代半ばでようやくて落ち着き、親子揃って平穏な生活をおくっていました。

・検査で異常が見つかった
吉田さんの夫は、仕事柄もあり武道を続けており、見るからに健康そうな人でした。見かけ通り、本人も健康には自信があり、病気知らずを自慢していました。もちろん病気とも縁がないので、病院にいくこともありませんでした。 夫の職場は定期的に健康診断を実施しており、当然ながら毎年受診をしています。今まではなんら指摘されることもなく健康に太鼓判を押してもらっていました。ところがどういうわけか検査で異常が見つかり、二次検査の通知がきたのです。受診したところ、すぐに手術が必要だとのこと。急なことに戸惑いながらも入院、手術を体験したのです。

・仕事へ復帰
手術は成功し、順調に快復したので、3ヶ月程度の休職で職場に復帰することができたのです。持ち前のバイタリティーと気力の賜であると言えます。それから2年ほどは順調な日々を過ごしていましたが、病が再発。緊急に再入院、再手術をしましたが、半年後に帰らぬ人となってしまったのでした。定年まであと1年というときで、吉田さんとは、定年後にはゆっくり温泉に行こうと約束していたのに、それも叶わぬ夢となってしまいました。

・土地を購入した
吉田さんの夫の職場は福利厚生が充実しています。最初の家を買うときも職場の融資を利用していましたが、既に返済は半分程度は終わっていました。丁度そのころ、自宅の地続きの土地が売りに出されている事を知り、購入することにしたのです。最初の家は、敷地延長の地形で入り口が狭いため、駐車場がとれません。そこで隣接する土地を購入すると公道に接する間口が広がるのです。一人息子が結婚したときに家を建てればいいいう気持ちもあり、吉田さんの夫が一番乗り気で決めたのでした。 ところが購入の手続きの途中で再発がわかり、検査入院、一時退院して手続きを済ませて、購入が終わってからまた入院という慌ただしさでした。 土地の購入のときに相談に来られたいきさつがあり、相続手続きの依頼を受けたのです。

相続コーディネートのポイント

・配偶者の特例を利用する
夫の財産は自宅の不動産と隣接する土地ですが、まだ借入もあり、大きな評価にはなりません。しかし、現職で亡くなったことから、職場から退職金が出たこととたまたま団体生命保険に入っていたことから、かなりの額の保険が手元に入りました。退職金と生命保険はともに相続財産として申告しなければなりません。
子供はまだ20歳代で吉田さんと同居していることと、他にきょうだいはなく、二次相続でも揉める要素がないことから、今回は配偶者が全財産を相続することで相続の納税を無くすようにしました。

・土地は2カ所で評価
所有は2カ所でつながった土地ですが、現実は自宅は生け垣で囲まれており、入り口が別なので、別々に評価をだします。自宅は敷地延長の区画なので、整形の土地よりは安い評価となります。

価値はココ!

○配偶者の特例を利用する
子供はまだ20歳代で吉田さんと同居していることと、他にきょうだいはなく、二次相続でも揉める要素がないことから、配偶者が全財産を相続することで納税を無しにした

○自宅は安く評価
自宅は敷地延長の区画なので、整形の土地よりは安い評価となる○贈与は相続財産とする
過去の贈与で申告していない場合は、贈与税ではなく、相続財産とした方が税金が安い

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