【コラム・土地活用事例】若いオーナーに合わせた特徴ある提案

2020/09/28

【コラム・土地活用事例】若いオーナーに合わせた特徴ある提案

概要・世帯数　２ＬＤＫ　４世帯（ガレージ付）　駐車場２台
家族構成　Ｍさん（大家さん・30代）　推定相続人・きょうだい１人
目　　的　土地活用
事業資金　借入
当初の相続税予想額　４８０万円→　対策後の相続税予想額　０万円
節税効果　４８０万円　　相続税の納税が不要になった

●コンサルの視点から

◇売却か、活用か、ご本人の意思も含めて検討する
自宅の土地を相続したＭさんが、そのまま自宅として住み続けるにはとても広く、庭や家屋を管理するのも大変だということで相談を受けました。土地を残すか、売却して新たな資産に変えるか、Ｍさんのお気持ちをうかがいながら、どのようにすればＭさんにとって最適かを考えました。検討を重ねていく中で、土地を残していきたいというМさんの想いを感じたため、土地を売却せず、活かして有効利用する案をご提案しました。

◇ガレージ付き、全室角部屋の贅沢をポイントに
周辺とは違う特徴のある建物にしたいとの希望があり、少し離れたエリアでガレージ付きのマンションに富裕層が入居しているとの情報を得たため、計画に取り入れました。
車好きにターゲットを絞り、プライバシーや防犯面も考慮した電動シャター付インナーガレージに。２方道路という土地の特性を活かして全室角部屋に、各部屋には大きな収納スペースを設けることによって、戸建て住宅の感覚で住めるプランです。
また、外装や間取り、内装も壁紙や水回りのカラーや素材を変えて部屋ごとに雰囲気を変え、さまざまな年代の方に対応できるように設計。１棟の建物でも色々な顔があり、将来まで入居率あまり減らすことなく安心して運営できる建物となりました。

◇将来の再利用を視野に入れて木造に
様々な工法、10以上のプランを提案し、最終的には木造で建築することとなりました。建築費が抑えられるのでコストの負担が軽減でき、出資を早く回収できます。30代と若いＭ様が万一働けなくなるなど最悪の状況になり、ご自身のアパートに居住したとしても収支も会います。また、将来この土地を売却したり、老後にあらためて自宅を建てるなど、他の利用方法を検討するときも柔軟に対応できることが木造を選んだ理由です。

●リーシングの視点から

◇電動シャッター付きガレージが好評
物件の場所柄、片道複数車線の広い道路があり、車を所有している方、さらに車にこだわりを持っている方が多数いらっしゃいました。こうした特性を踏まえた電動シャッター付きインナーガレージのコンセプトは、非常に好評をいただきました。また、近隣にはスーパーマーケットや、ホームセンター等が充実しており、２ＬＤＫというファミリータイプ向けの間取りも、満足していただくことができました。

◇「賃貸」「新築」の固定概念を崩す
メゾネット構造の賃貸住宅であり、他人と上下階を共有しないため、戸建感覚で入居いただくことができました。また、鉄筋コンクリート造だと柱が部屋に出ることが通常ですが、この物件はそれがなく、部屋を広く使うことができ、家具の配置も自由にできます。内見されたお客様から、「賃貸の概念が変わった」との言葉もいただけました。
ガレージハウスは、必然的に車を所持している方向けになります。車を所持しているのは家族がある方が多いため、２ＬＤＫという大きめのファミリー向けの間取りに。また、木造なので建築費用を抑えることができ、他の新築物件、築浅物件に比べて家賃を抑えることができました。その結果、賃料の近い近隣の物件に比べ、綺麗で設備の充実した、競争力の高い物件をお客様に提供することができました。

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