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【遺言書があってももめる】残すと聞いていた現金も後妻のものになった三井さん

2021/11/25


【遺言書があってももめる】残すと聞いていた現金も後妻のものになった三井さん

相続関係者

○三井さんのプロフィール・・・公務員、妻と子供

被相続人 父 実母は故人
相続人 後妻、先妻の長男、次男(本人) 3人

後妻の自由にならない財産を残すと言われた

三井さんは兄と2人兄弟ですが、中学生の頃、母親が病死してしまいました。父親はその後、すぐに後妻と再婚し、連れ子と2人を迎入れたのです。公務員の父親は自分だけでは2人の子供をかかえて生活するのは大変だという認識だったようです。
ところが、後妻は三井さんと兄に冷たくあたるような人で何もいい思い出はなく、そればかりか父親にも同様な態度を取って我が物顔に振る舞う性格でした。2人の食事を作らないことは日常茶飯事でほとんどは親戚や友人の家を避難先として順番に泊まり歩いたということでした。 学校を卒業すると同時に兄と三井さんは家を出て独立、父親の住む実家にも気軽に行かなくなり、後妻との関わりは無くなりましたので、その間の父親の生活ぶりを知ることはなかったようですが、父親もときどき後妻から避難することもあったとか。離婚こそしませんでしたが、後妻を信用することもなく、淡々と生活しているようでした。
父親が体調を崩して入院したと聞き、三井さんと兄は父親に会いに行っています。そのとき父親は、後妻の自由にならない預金を財産として残すから安心するように、と何度も話していたようです。公務員を定年退職した父親には退職金が支払われていましたので、三井さんはそのことだと理解していました。

後妻につらくあたられた

父親が亡くなったとき、後妻から、「後妻に全財産を相続させる」という遺言書を見せられました。以前に聞いていた言葉もあり、それがとても父親の真意とは思えません。後妻に問いただしても財産はない、知らないの一点張り。三井さんに金融機関に調べるようにアドバイスをしたところ、預金は既に後妻やその子の名義にされていました。それも父親が入院中のことで、後妻が勝手に手続きをしたのではないかということでした。
三井さんと兄は父親の財産をもらうことが目的ではなく、後妻の横暴を正して、父親の権威を取り戻したいという気持ちで、財産公開と遺留分減殺請求をすることにされました。後妻に内容証明郵便を送りましたが、案の定、なしのつぶてでらちが明きません。預金も不動産も自分のものにしてしまえば困ることがありません。
三井さんと兄は父親の無念を晴らし、自分たちで納得しないと相続は終わらないという気持ですが、したたかな後妻の方が準備万端だったと言えます。

問題になったポイント

・預金は生前、後妻やその子に名義変更、移動されていた
・後妻に全財産を相続させるとする公正証書遺言があった

【実例からの教訓】
・日常の生活がわからないと不利、日常の意思の疎通は必要
・本人の意思ははっきりと確認し、事実確認もしておけば、証拠になる

弊社では様々なプランをご用意しております。
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