夢相続コラム

弊社の活動内容や日々のできごと、お知らせなどをお伝えします

【相続相談事例】夫の実家を義妹と共有の13年。ストレスしかない

2022/03/18


【相続相談事例】夫の実家を義妹と共有の13年。ストレスしかない

夫の実家を相続

Tさん(50代・女性)は、夫から夫の実家の土地を相続しました。
夫の実家は義母が亡くなった13年前から空き家になっています。

夫は3人きょうだいの長男で、弟と妹がいます。義父は20年前に他界しており、
その後、義母は一人暮しをしてきました。

長男である夫も義弟、義妹も、両親と同居はしてきませんでしたので、義母が
亡くなったとき、実家は3人で3分の1ずつ相続しました。

夫と義妹が共有

その後、いちばん近くに住む次男が買い取りたいと言い出し、準備をしていた
ところ、次男は急逝し、代わりに夫と義妹が次男分を買い取るようにしました。
結果的に夫の実家は、夫と義妹が2分の1ずつ所有する形となりました。

Tさんの相談は、夫が亡くなった5年前より、義妹と共有しているが、何事も
義妹のペースで進められて自由度がない上に、空き家の維持にかなりの費用が
かかり、負担が大きいということで、どうしたらいいかということでした。

共有を解消するには

共有解消の方法は、一緒に売却する、どちらかが買い取る、土地を分筆するの
いずれかが選択肢です。

いままでは、きょうだい3人とも誰かが所有して残してくれたらという気持ちで
合意ができていたようですが、いまや義妹だけになり、兄嫁であるTさんとは
温度差があります。

義妹は売りたくない

一緒に売却することがいちばんすっきりする方法ですが、義妹は自分の実家は
売りたくないので、買い取るにしても、時価ではなく、路線価以下でないと
了解しないと言っているようで、それではTさんも不本意なところです。

確認すると、夫の実家の土地は150坪で、十分な広さがあり、角地ですので、
半分に分筆できる地形です。
実家の建物は築50年と老朽化しているため、この際に解体し、土地を二つに
わけて義妹とTさんの単独名義にし、Tさんは売却するという方法もあります。

方法論はいずれでもいいので、共有解消する必要がありますが、何事も義妹と共有
名義というところで、Tさんの一存ではなにも進みません。

第三者に交渉依頼を

円満な合意を導き出すことが理想ではありますが、状況によっては第三者に
交渉を依頼することも致し方ないかもしれません。

まずは、Tさん自身が決断して義妹に共有解消を申し入れることをお勧めしま
したが、義妹の反応次第で、当社や弁護士がサポートする方法が必要だと言えます。

いずれにしても「空き家」の持ち出し状態で13年。収入面ではマイナスで
負担しかないというところ。根本的な解決が急務です。

相続実務士から

所有する不動産が、義妹と共有で自分の意思だけで進まない上に、空き家だけに維持費は
持ち出し状態ではストレスばかり。早急に共有解消に向けて行動されることをお勧めします。

弊社では様々なプランをご用意しております。
お気軽にお問い合わせください。

 

 

コラム執筆

まずはお気軽にご相談ください

相続は100人いれば100通り。お客様にとって最も好ましいオーダーメード相続。

代表・曽根恵子とスタッフが、相続に関するご相談を約1時間の面談でしっかりお伺いします

noimage

受付時間:月〜金(祝日のぞく)10:00〜17:00