夢相続コラム

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親の家はどうする?空き家でも自宅は残したい?(3)

2021/03/29


親から相続するとき 知っておきたい対策のポイント
1.親の家はどうする?空き家でも自宅は残したい?(3)

【実例1】一軒家からマンションへ住み替えた Mさん

夫を亡くして郊外の一軒家に独り暮らしとなったMさん(70代女性)。二人の子供はそれぞれ結婚し、近くで家を買って生活しています。夫婦の二人暮らしは何ら不安がありませんでした。夫は定年退職後も仕事をし、70歳になったので少しのんびりしようと思っていた矢先、夫が体調を崩し、入退院を繰り替えしているところで、亡くなってしまったのです。72歳でした。
それから、3年が経ち、Mさんは1人で自宅に住み続けることが不安になり、庭の手入れなどもおっくうになりはじめました。子供にそうした不安を打ち明けると、とりあえずは駅に近いマンションに住み替えてはと、勧めてくれ、決断することにしました。
夫の財産は全部、Mさんが相続しており、相続税はかかりませんでしたが、このままでは、子供たちは相続税を気にしないといけなくなります。けれども自宅を売却して、マンションに住み替えることで評価が下がり、節税にもなりました。庭などの手入れに気をつかう必要もなくなり、とても楽になったとMさんはひと息つかれたのでした。次はMさんの相続対策に取り掛かるということです。

【実例2】自宅を売って高齢者住宅に住み替えた Hさん

夫婦2人暮らしのHさんは夫婦ともに80代。開業医だったHさんは1、2階でクリニックを経営し、3階を自宅としていました。ビルは築40年。頑丈な造りなので、それほど老朽化した感じではありませんが、用途が限られており、80歳でクリニックをやめたあとは再利用が難しい状況。3人の子供が継ぐことはありません。
以前、配偶者の特例を利用して、妻に自宅の一部を贈与してありますので、売却すると二人分の特例が生かせ、6000万円までは譲渡税がかかりません。
そこで売却して高齢者住宅に住替えることを決断されました。売却は、ほどなく完了し、売却代金の半分程度で、介護付きの高齢者住宅に住み替え、残る半分は、子供に相続させるべく、賃貸用の区分マンションを2ヶ所購入することができ、相続税は大幅に下げることができました。

親の相続対策を進めるためのチェックグポイント【自宅編】

□親が自宅で独り暮らしをしている
□親が高齢でひとり暮らしは大変になってきた
□実家に同居はできない、する予定がない
□親が亡くなっても実家には住まない
□親は認知症にはなっていない

相続実務士のアドバイス【自宅編】

・売却するなら親が元気なうちが節税できて有利
・自宅の小規模宅地等の特例が使えない場合は、貸付用の特例を使えるように考える
・空き家=役割を終えた不動産は売却して賃貸不動産を購入するなと活用する

弊社では様々なプランをご用意しております。
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