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【価値ある相続を実現する】争いになっても解決できた実例7

2021/08/26


【価値ある相続を実現する】争いになっても解決できた実例7

非嫡出子の交渉を任せたことで分割協議ができた佐藤さん

□佐藤家のプロフィール・・・非嫡出子があるのに遺言はなかった

被相続人 父(外科医、外科病院開業)
相続人  配偶者なし(既に死亡)
     長女(父と同居、独身)
     長男(父と同居、独身)
     非嫡出子(男性、独身)

外科の開業医

佐藤さんの父親は、何代も前から医者という名家の生まれです。実家は、現在も総合病院を経営しています。長男である父は跡継ぎとされていましたが、ある出来事から、勘当同然に家を出たということです。それから結婚し、妻と二人で苦労をしながら、病院の土地を取得し、外科医院を開業してきました。もう40年にもなるという実績です。佐藤さんも大学を出てから、ずっと病院の手伝いをしてきました。
ところが、ともに外科医院を切り盛りしてきた母が、60歳半ばで先に倒れて亡くなってしまったのです。肝炎で職業病といえます。母を全面的に頼りにしてきた父は、精神的な支えをなくしてしまったようで、後を追うように病魔に倒れ、たった3カ月の入院で亡くなってしまったのです。

戸籍上の兄でも身内の感情はない

父は、母と結婚する前に、他の女性との間にできた婚外子があり、その女性の強い要望で認知をしていました。佐藤さんより半年前に生まれており、戸籍上は兄にあたります。叔父からこの話は聞いて知っていましたが、両親は当然このことについて話をすることもなく、一度も会ったこともないので、兄妹という気持ちはありません。しかし、戸籍謄本で確認すると確かに認知されていますので、相続人のひとりとなります。

遺言書があれば

叔父が言うには、非嫡出子の母親は財産目当ての計画的な行動だったようで、認知をするときも大変だったとのこと。今回、父の相続ではその非嫡出子の兄も相続人であり、法定割合では財産の5分の1が相続の権利とされています。そして相続人の間で遺産分割の話し合いを持たなければなりません。
けれども、父親の遺言書があれば、優先されるため、佐藤さんは、貸金庫や書類が入っていそうなところを全部確認したのですが、残念ながら遺言書は見つかりません。賢明な父親なのに、なぜという気持ちです。いまさら父親の死を報せるつもりもなく、異母兄に会う気にもなれないのです。

財産は分けたくないのが本音

母親や叔父や祖母から聞いた話を合わせると非嫡出子の母親は計算高い人で、総合病院を経営している父親の実家からすでに相当の大金を引き出しているとのこと。それを考えるといまさら父親の財産を分ける気持ちにはなれません。本音は一円も払いたくないということでした。

◆もめてもおかしくない現実を検証する!

・遺言書はなかった
・長女、長男と非嫡出子は一面識もなく、きょうだいという意識はない
・長女、長男は両親から非嫡出子に関して話を聞いたことがないが、祖父母や叔父から聞いていた
・長女、長男はまわりの言動を通して非嫡出子に憎しみの感情しか持っていない
・できれば財産は一円も分けたくないのが本音

◆相続のプロはこうした!

・まずは覚悟をしてもらう
非嫡出子とはいえ相続人であれば相続する権利を持っているわけですから、その人抜きでは手続きが進みません。長年のいきさつがあり、感情的になるのはやむを得ませんが、かといってまったく財産を分けずに了解してもらえることは想定しにくいと思えます。話し合いがこじれた場合、裁判となると遺産分割の基準は法定割合の5分の1となりますから、まずは佐藤さんにその覚悟をしてもらうようにしました。

・非嫡出子には現金を
財産の整理ができ、財産評価もできたので、いよいよ非嫡出子の異母兄との話し合いを始めることにしました。手紙でこちらが分割協議の委任を受けていることをお知らせし、連絡を取って合う段取りをつけました。何度かのやりとりのうちに理解を得られ、法定割合に比べるとかなり少ない額で折り合いをつけることができたのです。無事に遺産分割協議書に実印をもらえ、役目は果たせたのでした。
非嫡出子の兄にすれば父親は生まれたときからいないものとして生きてきたとのこと。なんら援助もなく、父親の愛情も感じたことがないと言い切るところから、憎しみの深さが窺われました。今回の分割の話もこちらが公平に接したことから気持ちを開いてくれましたが、こちらの出方次第では協力するつもりはなかったとも話してくれました。運命の皮肉を感じた経験でした。

◆価値はココ!

○財産を分ける覚悟を認識してもらう
事情はどうであれ、相続人には財産を相続する権利があるので、ある程度は分ける覚悟が必要で認識してもらう

○公平な対応が大切
依頼の相続人だけに都合のよい遺産分割はしないことを説明し、理解してもらう

○相続人の憎しみを引き出さない
今までの感情を引き出すとまとまりません。現在の財産を分ける話だけにするほうがよい

弊社では様々なプランをご用意しております。
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