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【相続相談の達人コラム】財産を継いだ長男だけひとり勝ち。老後になって後悔しても遅い!

2020/04/23


【相続相談の達人コラム】財産を継いだ長男だけひとり勝ち。老後になって後悔しても遅い!

●母親の老後が心配

Hさん(50代男性)が相談に来られました。地方でひとり暮らしをする母親は80代。まだ元気だが、介護が必要になることを考えると不安があるといいます。
長男のHさんの他に妹が2人いますが、3人とも実家から離れて生活しているため、母親の介護ができる環境にありません。いずれは老人ホームなどケアがついたところにはいって生活することになりそうです。

●老後の資金が足りるか

父親は5年前に亡くなりましたので、母親は自宅に独り住まい、年金生活をしています。いまのところはひとり暮らしができていますが、昨年は体調を崩して入院することがありました。そのときはすぐ近くに住む母親の妹があれこれ手配をしてくれたので助かったと言います。
退院後、あらためて老後のことを母親と話し合ったところ、現金はほとんど残っていないということがわかりました。いままで気にしたこともなかったことですが、あらためて現実のこととして確認して、急に不安になってきたのです。

●祖父の相続はどうした?

そこでHさんが思い出したのは資産家と思える母親の実家のことです。母親は長女ですが、実家は長男が継いでいて、祖父の代から建設会社を経営しており、地元では有名な会社なのです。
現在はHさんのいとこが社長になっていますが、会社のビルも自宅も立派で、いかにも羽振りがよさそうです。母親の実家ですが祖父が30年前、祖母が20年前に亡くなって、何回かしか行ったことがないのてす。

●母親の実家は資産家のはず

祖父母の相続人は母親と妹、跡継ぎの長男の3人。資産家で、事業にも成功している祖父の相続では地方といえども億単位の財産があったのではないかと想像されます。祖父のときは6分の1、祖母のときには3分の1の権利が母親にはあったはず。
Hさんが母親に祖父が亡くなったときのことを聞いてみましたが、長男が跡継ぎなので、嫁に出た自分と妹には何もなかったが、そんなものだと思って言われたとおりにハンコを押したということです。祖母が亡くなったときも何もなく、結果、祖父母の相続で母親はなにも財産は受け取らなかったということがわかりました。

●不動産登記はどうなっているか?

Hさんが調べてみるといまはいとこが経営する会社は3億円の余剰金があると公開されていて、余裕があるよう。これから費用がかかる母親にもいくらかもらえるものがあってもいいのではいう気持ちになり、相談に来られたのでした。
30年前の相続でも遺産分割協議がされていない場合は、いまから決めることができます。すぐに確認できるのが、不動産の所有者です。登記簿を取得すると現在の所有者が確認できるので、亡くなった祖父のままであれば遺産分割協議がなされていないことがわかります。

●母親の実家は資産家のはず

祖父母の相続人は母親と妹、跡継ぎの長男の3人。資産家で、事業にも成功している祖父の相続では地方といえども億単位の財産があったのではないかと想像されます。祖父のときは6分の1、祖母のときには3分の1の権利が母親にはあったはず。
Hさんが母親に祖父が亡くなったときのことを聞いてみましたが、長男が跡継ぎなので、嫁に出た自分と妹には何もなかったが、そんなものだと思って言われたとおりにハンコを押したということです。祖母が亡くなったときも何もなく、結果、祖父母の相続で母親はなにも財産は受け取らなかったということがわかりました。

●今から請求できるのか?

30年前に相続手続きが終わっているものについては、今からやり直したいということはもうできないことです。祖母の相続についてはハンコを押したことはないとなれば財産を確認し、遺産分割協議をしたいと言ってもいいことですが、それもすでに時間が経過しており、応じてもらえないかもしれません。
それでもすっきりしないことばかりですので、母親代わりにHさんが叔父に内容を聞かせてもらうようにお願いしてはどうかとアドバイスしました。なにももらっていないのは理不尽なことですので、いくらかでも贈与してもらうことはできなくはありません。
Hさんは母親と相談して、すっきりさせたいと言って帰られました。

●相続実務士より

相続になったときにきちんと対処しなければ権利もうやむやのままに無視されてしまうこと現実にはいくらでも事例があります。しかし、現代は家督相続ではなく、平等相続となりました。また長寿社会となり、老後の資金が必要になります。自分の権利は当然として受け取っておける時代です。

弊社では様々なプランをご用意しております。
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