夢相続コラム

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【遺言書が必要な家庭事情】<同居> 親の不動産に子供家族も住んでいる田中さん

2021/12/07


【遺言書が必要な家庭事情】<同居> 親の不動産に子供家族も住んでいる田中さん

相続関係者

○田中さんのプロフィール・・・会社員、未婚、子供はいない

<家族関係図> 被相続人 父親
        相続人 配偶者、子供
           (長男・次男・三男本人・四男・長女・次女・五男)7人

子供の六家族が父親の不動産に住む

田中さんの父親は農家の分家です。本家は大地主で、父親も祖父からまとまった畑を相続ました。農地といえども耕作しているのは一部で、いまやほとんどが宅地となりました。所有地は幹線道路に面しており、立地もいいことから、父親の代から自分の土地でガソリンスタンドを経営してきました。現在は長男が後を継いでいます。土地は、自宅を含めて1ヶ所にまとまっており、節税対策の賃貸マンションも同じ敷地にあります。

先日父親が亡くなり相続の手続きをする必要が出てきたため、こちらに相談に来られました。お聞きしたところ、一番の課題は、兄弟姉妹が7人だということ。

父親の主な財産である土地は合わせると1000坪近くあり、大きな土地です。1ヶ所は長男が経営するガソリンスタンドに利用しており、2ヶ所目は向かいの土地の奥まったところに建ててある自宅です。3ヶ所目はその敷地の半分には建てている賃貸マンションです。4ヶ所目は自宅の手前に次男が父親の土地を借りて自宅を建てています。

父親は子供たちには自分のそばで生活してもらいたという希望があり、7人のうち5人が父親の賃貸マンションに住んでいます。長男家族、長女家族、独身の三男、四男、五男で、全く違うところに住んでいるのは次女家族だけです。 父親は遺言を残していませんので、これから遺産分割協議をしなければなりません。二次相続も考えると賃貸マンションに子ども5人が生活している現状では、誰がそのマンションを相続するかが問題です。しかもガソリンスタンドを経営する長男もマンションに住んでおり、三男の田中さんが思うに長男は両方の権利を主張するように思えます。

7人の兄弟姉妹のうち男性3人は独身ですから、親とすれば近くにいて互いに助け合ってもらいたいということでしょう。今回は、そのマンションは母親に相続してもらい、とりあえず問題を先送りしておくこともできますが、いずれ方向性をつけなければならない課題です。収入もあり、世帯数の多いので誰が相続するかは難しい選択になります。

なぜ遺言が必要か?

一つの不動産を複数名で使用している場合、いかに決めていくかは難題です。預貯金があれば代表が相続して他は代償金という案もありますが、収益があがる不動産だと価値観が違うことになります。

相続実務士から

田中さんのご家族は仲がいいので争っているわけではありませんが、相続人が多いと遺産 分割の選択肢がいくつかないとバランスをとることが難しいでしょう。理想は、親の意思で遺言をしていかないと説得材料にならず、兄弟姉妹が同等の立場で話をするとううまくいきません。ポイントは収益のある賃貸マンションですから、たとえば最終的な所有者の目安をつけ、独身の兄弟姉妹は共有して収益を得ながら運営する形も検討することになるでしょう。

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