夢相続コラム

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【相続相談事例】遺言実例【家業】家業の継承と不動産を明確にしておきたい塚本さん

2022/05/12


【相続相談事例】遺言実例【家業】家業の継承と不動産を明確にしておきたい塚本さん

■相続人関係図

遺言作成者 夫 塚本勇さん80代 自営業
推定相続人 妻 美代子さん80代、長男60代会社員、二男60代会社員、三男50代自営業・同居

 

■家族と相続の状況〈夫婦で酒屋を切り盛り、三男が跡を継いでくれた〉

塚本さんは酒屋の2代目です。父親から引き継ぎ、夫婦で切り盛りしてきました。
お店は、商店街の一角にあり、コンビニやスーパーの進出で厳しくなったとは言え、
長年の得意先もあって継続できています。

個人経営の商店ですので、表がお店、裏に倉庫や自宅がある環境だからこそ、
家族で続けてこられたのです。夫婦で長生きできたのも家業のお陰だと夫婦で
言い合っていますが、跡継ぎがいてくれるからということも楽しみだったと言えます。

大変ながらも長男、二男を大学に行かせることができたので、二人とも大会社に
就職するという誤算もありましたが、三男が家業を継承してくれたことは幸いでした。

日々忙しくしているうちに夫婦とも80代後半となり、子供たちから、いよいよ
きちんとしておかないと大変だと言われています。

■遺言を作る理由〈三男に家業に必要な土地建物を相続させたい〉

酒屋を継続するには、店舗や自宅の土地、建物を三男が相続することが必要です。
そのためには遺言で指定しておくことにしました。長男も次男もそれには異論は
ないことで了解は取り付けていますし、子供がいない長男には現金を残し、
他県に住む次男には、駐車場にしている土地を相続させることでバランスをとるようにしました。

 

■遺言がないと困ること

・酒屋の土地、建物を三男に相続させないと家業を継承することが困難になる。
・長男には子供がないため、親より先に亡くなるとその妻に相続権はない
・妻や子供も財産を所有しているため、孫に先送りしたい

 

相続実務士から

相続人ではない孫に、財産を相続させるためには、遺言書を作成して遺贈するとしておくことが必要です。あとからトラブルにならないように、家族会議を開いて遺言書を作る本人の意思を明確にし、相続人の合意も得ておくことが望ましいでしょう。

 

弊社では様々なプランをご用意しております。
お気軽にお問い合わせください。

 

 

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