夢相続コラム

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【相続相談事例】会社リタイア後の生活費の補填になるもの

2022/03/15


【相続相談事例】会社リタイア後の生活費の補填になるもの

夫婦で会社経営

先週、相談に来られたTさん(50代女性)は、会社の副社長。夫とふたりで電気
工事関係の会社を操業して30年になります。二人の息子を育てながら、会社も
安定企業に成長し、信頼できる社員さんもできました。

夫は60代を過ぎましたので、会社の事業承継も含めて考えたいということで
経営セミナーにも出るようになり、私のセミナーにも参加したのです。
そこで、生前対策や不動産対策が大事だと知って、代わりにTさんに相談に行く
ように言われ、Tさんがひとりで相談に来られました。

経理面をやりくり

Tさんが言われるには、夫はいままで営業や技術面を担当しており、経理関係は
一切をTさんに任せてきました。会社だけでなく、個人資産についても同様で、
預金や生命保険についてもTさんがやりくりしてきました。

この時期になり、あらためて確認してみると、夫は自宅や会社の不動産を所有して
いるため、財産の大部分は不動産と会社の株で預金は少なくなっています。

Tさんは不動産を所有していないため、財産は預金と保険、会社の株だけで、
預金も保険も夫よりは金額が多いことがわかりました。

夫婦だとケンカに

この状況が夫は気に入らず、Tさんに対して感謝するどころか、不満を言う始末。
こうしたことからTさんは、今後のことを考えたり計画をする際、夫婦だけで
進めるにはけんかになりかねないと不安になっているということです。

財産のことや将来のことを話して決断するのはTさんご夫婦ですが、Tさんの
言われるとおり、夫婦で話し合うと本音が出やすいため、つい責めたりしてしまい
けんかに発展することになります。

これからのプランを

お勧めしたのはそれぞれの「相続プラン」で、客観的な評価や課題分析、
これからの対策などを第三者から提案することで、けんかにならずに冷静な判断が
できるようになります。

それぞれ、会社をリタイアする際には退職金が入りますが、その後は定期的な
役員報酬がなくなります。よって現在所有する不動産や預金のバランスを見て、
さらに退職金も含めたところで、今後の生活費の収入減を作ることが必要でしょう。

立地の良いところの区分マンションを購入することが対策のひとつとなります。

相続実務士から

これからの長い人生を考えるときに、けんかに発展したのではストレスです。
賢く対処するにはコーディネーターを入れることも選択肢です。

弊社では様々なプランをご用意しております。
お気軽にお問い合わせください。

 

 

コラム執筆

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