夢相続コラム

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【相続相談事例】500坪の土地に母親一人暮らし。次はどうする?

2022/03/16


【相続相談事例】500坪の土地に母親一人暮らし。次はどうする?

兄が亡くなった

Nさん(50代・女性)は学生時代に親元を離れ、そのまま地元へは帰らずに結婚 しました。

その後、子供には恵まれず、夫とも離婚をして、現在は仕事をしながら一人暮しを 満喫しているところです。

Nさんには両親と同居する兄がいるので、実家やアパートなどの不動産は、
長男として兄が相続するものだと両親もNさんも暗黙の了解ができていました。

ところが、それが叶わなくなったのは5年前に兄が不慮の死を遂げたことが原因です。

兄嫁は自宅を出ていった

500坪の土地に実家とアパート、駐車場があり、もと農家の自宅に兄と兄嫁、
甥が同居していましたが、兄が亡くなったことから、両親と兄嫁の関係が悪化、
甥を連れて出てしまったのです。

その直後、父親が亡くなったときには、兄嫁の意向で代襲相続人の甥は相続放棄を
しましたので、母親とNさんが相続しました。

こうしたことがあったのですが、Nさんは仕事の関係もあり、実家にもどる選択は
できず、定期的に実家に戻り、母親をサポートしてきました。

けれども母親も80歳になり、一人暮しが大変になってきましたので、今のうちに
高齢者住宅に住み替えを検討しているとのこと。合わせて相続対策をしておきたいと 相談に来られました。

500坪に母親一人暮らし

土地は500坪あり、自宅の他にアパートが5棟ありますが、借り入れの残る1棟を
のぞき、4棟は築20年から30年近く経過しています。

一番広いのは自宅で、敷地の半分近くを使っているため、そもそも母親だけでは
維持するにも無理があります。

これからの対策とすれば、土地の活用の方針を立て、残すのは半分程度で、半分は
売却してNさんが管理しやすい立地に買い替えを検討することと遺言書を作成する こと、甥の遺留分に備えることです。

自宅に住む人がいない

これから母親が認知症になるリスクもあるため、家族信託にしておくことも選択肢になります。

Nさんが言われるには実家に住む次世代がいないため、同じ形で残すことは考えて いないし、使い切ってもいいと考えていると。

家族の形の変化により、相続も変わらざるを得ないと痛感しています。

相続実務士から

500坪の土地に母親が一人暮らしとは不安があると言えます。Nさんは仕事の関係で
実家にもどるつもりはないということです。

母親は高齢者住宅に住み替えてもらい、自宅やアパートの土地を売って別の立地で家賃が入る
物件に買い替えられることをお勧めしました。割り切って活用することが幸せになる選択肢だと感じます。

弊社では様々なプランをご用意しております。
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