夢相続コラム

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円満相続のための 遺言書作成の流れとポイント4

2017/08/15


相続を円満に乗り切るには、家族で争わないことが大前提です。

円満に相続手続きができる家庭では、生前から財産について話し合いをしたり、配慮のある遺言が残されていたりして、被相続人の意思が見えるため、争う余地がありません。

 

本記事では、遺言書の基礎知識として、遺言書作成のポイントと作成の流れを解説します。

 

意思を伝えるための遺言書作成のポイント4

 

遺言は、こっそり作って隠しておくと、かえって争いのもとになります。

遺言を作る方におすすめしていることは、「『遺言を作ること』と『遺言の内容』を相続人に知らせておくこと」です。

それができないときは付言事項を活かして真意を書いてもらうようにします。

被相続人の意思が最良の説得材料となりますので、財産や家族を守るためにも遺言書を残すのだという気持ちで、内容を考えてみましょう。

 

まとめると、遺言書作成のポイントは以下の4点です。

 

遺言書作成のポイント①こっそり作らない:相続人全員に知らせておく
遺言書作成のポイント②遺産分割は公平にするのが無難:遺留分に配慮しておく
遺言書作成のポイント③公平な遺産分割にならないときは理由を明記する:付言事項を活用し理由や意思を書いておく
遺言書作成のポイント④財産のことだけでなく、感謝や気持ちを伝える:意思を残すことは最良の説得材料で価値がある 

 

遺言書作成の流れ

 

遺言書を作成する理由と遺言書作成のポイントがわかったら、実際に遺言を書くときの流れをみてみましょう。

 

まず、自分の相続人は誰か、確認しておきます。

それから自分の財産内容を確認し、評価もしておきます。

相続人のリストと財産内容を見ながら、遺言の内容を原稿用紙に書いて整理するようにします。

 

遺言書作成の流れ①相続人の確認:家系図を書いてみる
遺言書作成の流れ②財産の確認と整理:不動産、動産、負債などを確認する
遺言書作成の流れ③内容を決める:遺産分割の内容や不言事項などを原稿に書いてみる
遺言書作成の流れ④遺言書作成:遺言書の種類を決めて遺言書を作成する

 

遺言書作成については他の記事で紹介しますが、専門家のチェックを受け、確実に想定どおりの相続が実現できるようにすることをおすすめします。

執筆者紹介

【講師】曽根恵子

(株式会社夢相続代表取締役 公認不動産コンサルティングマスター相続コーディネート実務士)

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